薪ストーブを家に作りたい！メリットとデメリットまとめ
nikkenso@KENZAI薪ストーブのある家が人気
最近、おうち時間を充実させるツールとして、薪ストーブの注目度が高まっています。薪ストーブは暖炉よりもカジュアルなイメージですが、じつは多機能で環境にもやさしい優秀なアイテムです。
この記事では、意外と知られていない薪ストーブのメリットやデメリット、おすすめの使い方などを紹介していきます。これから新築やリフォームで薪ストーブの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
薪ストーブのメリット
ここでは、薪ストーブのメリットを紹介していきます。おしゃれなだけでなく機能面でのメリットがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
遠赤外線でぽかぽか
薪ストーブは木材を燃やして温める暖房方式なので、器具本体から熱が発せられています。さらにそれだけではなく、薪ストーブからは輻射熱として遠赤外線も出ているため、ストーブの近くにいなくてもじんわりとした温かさが感じられるのです。
遠赤外線は皮膚下40～50㎜まで直接到達するため、細胞組織と共鳴して身体の内側から温めるとされています。これにより、冷え性、肩こり、疲労といった体の不調を改善する効果も期待できますよ。
身体の血行を良くすることは体質改善の面でも大切なので、自宅でぽかぽか温まるだけで健康に近づけるのは嬉しいですね。
料理にも使える
薪ストーブは器具の上の部分が平らになっており、ちょっとした鍋やフライパンを置いて料理ができます。暖房しながら料理もできるので、一石二鳥ですね。
鍋料理であれば具材を入れて放っておけば料理が完成するので、時短に料理を済ませたい方におすすめです。大勢で集まる場面で、みんなで一緒に料理を楽しむのもよいでしょう。
また、遠赤外線の効果で熱がじっくり通るため、本格的な料理を楽しみたい方にも向いています。石焼き芋や焼き鳥といったメニューはとくに、お店で食べるようなクオリティに仕上がりますよ。
エコな暖房設備
薪ストーブのエネルギー源は、木材です。石油系の暖房器具とは違い、再生可能な資源を使っているため環境に優しいですね。廃材などをリサイクルして使うこともでき、カーボンニュートラルな考え方とも通じます。
たしかに石油系の暖房器具と比べると、木材を運んだり薪を割ったりと面倒な作業が多いという面もあります。しかし、手間がかかるぶん環境にも人にも優しいと考えると、やはりこちらを選びたいという方が増えています。
薪ストーブのデメリット
薪ストーブはおしゃれで便利な暖房器具ですが、実際に使うとなるとデメリットもあります。導入するか迷っている方は、購入する前に確認しておきましょう。
初期費用が高額
薪ストーブは本体価格が30～50万円前後と、比較的高額となっています。さらに、取り付けのための人件費、工事の際に出る廃材の撤去費用など、思わぬところでかかる費用もありますね。
ただし、薪ストーブは電気設備ではないため、一度取り付ければその後のメンテナンス費用は比較的安く済みます。導入する際には、まとまった初期費用がかかることを念頭に置いて貯金しておく必要があるでしょう。
薪の費用がかかる
薪ストーブで暖まるには、燃料の薪が必要です。おおよその相場は、1立方メートルの薪で2万円前後となっています。ワンシーズンで換算すると、6万円前後かかることが多いです。
しかし、自宅の敷地内で木材を調達できたり、原木を購入して薪割りしたりすればもっと安い費用で済みますよ。薪割りは体力仕事ですが、チェーンソーや斧といったグッズを揃えて作業するのは意外と楽しいものです。趣味としても楽しめる方なら、薪の費用が多少かかっても充実した時間を過ごせそうですね。
煙突のメンテナンスが必要
薪ストーブには煙突が付いており、煤や排気を屋外に出す役割を果たしています。もし煙突に汚れが付いたままだと、効率よく燃焼できなくなったり、火災に繋がったりしてしまいます。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。
最低1年に1回は掃除が必要なので、大掃除も兼ねて点検するのをおすすめします。屋根に上りやすい間取りになっていれば、自分でお手入れすることもできますよ。
もし自分ではできない形状であれば、専門業者にお願いしましょう。冬が近づいてくる時期になると業者が込み合うので、シーズンオフの夏場などにメンテナンスを済ませておくと安心ですね。
まとめ
薪ストーブは北欧では古くから使われている暖房器具で、体の芯から暖まるようなぽかぽかした気分が味わえます。天然の木材を原料にしているため、環境にも優しく人気が高まっています。
初期費用は比較的高額ですが、暖をとりながら食事を作ったり薪を割ったりと、エコな暮らしが味わえますよ。これから新築予定の方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか？
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